鋼構造ジャーナル記事詳細

2008年8月4日号 NO.1364

・現場溶接の原産業/東関東支店竣工で披露祝賀会
・国交省・小澤審議官/「総合評価方式を普及拡大」
・H形鋼は半年ぶりに横ばい/物調の7月資材価格調査
・特集企画/改正建基法の影響と新しい動き
・出雲正氏の叙勲記念祝賀会/210名が列席し祝う
・新社長/日東鉄工(東京都)・斉藤眞由美氏
・特集企画/父親の後姿から学んだこと
・山形超音波研究会が総会/新会長に加藤氏選任
・北海道版・甲信越版
・胴縁新工法『エコC会』設立/会長に向後・松山鋼材社長

埼玉県職員が鉄骨工場研修会

若手職員中心に34名が参加

鉄骨ファブの業務内容学ぶ

 埼玉県都市整備部(建築系)は7月25、29の両日、埼玉県鉄構業協同組合(金井重夫理事長)の協力のもと「鉄骨加工工場研修会」を開いた。鉄骨加工に関わる業務内容の把握を目的としたもので、若手職員を中心に2日間で延べ34名が参加した。(写真右=ヤードを見学〈朝日エティック〉  写真中央=UT実演のもよう   写真左=工場内を見学<デンコー>)

東関東支店竣工で披露祝賀会

現場溶接の原産業(東京)

若手育成の溶接訓練場を創設

 鉄骨現場溶接の専門業者として全国的に知られる原産業(本社・東京都葛飾区東新小岩5丁目、原博之社長)は7月26日、千葉県印西市で「東関東支店竣工」の披露祝賀会を挙行した。「教育訓練場」と事務所棟がこのほど完成、支店登録をしたもので、関係者50名が参集、竣工を祝った。とくに教育訓練場は深刻化する若手溶接技能者の人材確保と技術向上、資格取得などの教育養成を狙いとするとする専門の施設で、「今後5年間で20名の溶接資格取得育成を目指す」(原社長)とし、今後の対応に関心が集まっている。(写真右=完成した教育訓練場 写真中央=技術資格の短期取得を目指す 写真左=教育訓練場内部)

総合評価方式を普及拡大

小澤・建設流通審議官

ゼネコンの倒産で調査も

 国交省の小澤敬市・建設流通審議官は7月23日に就任会見を行い、入札制度の改革のなかで、「総合評価方式の普及拡大を図っていきたい」と述べた。また、地方の有力ゼネコンの倒産が目立っていることから、「ブロック別にヒアリングを行い、対策を検討したい」と話し、準備を進めていることを明らかにした。

亜鉛めっき鉄線が2万円上昇

H形鋼は半年ぶりに横ばい

物調の7月資材価格調査

 建設物価調査会は7月10日までに調査した主要建設資材の価格動向をまとめた。東京地区の鋼材関係は、H形鋼が6カ月ぶりに横ばいでトン12万円だったが、強含みの状況は変わっていない。7月は亜鉛めっき鉄線がトン2万円の大幅上昇となり、19万円となった。また、異形棒鋼の値上げは止まらずトン3000円アップの11万円となった。

胴縁の新工法「エコC」を全国展開

10社で『エコC会』を設立

会長には向後・松山鋼材社長

 鉄骨建築用胴縁製作の新工法「エコC」を全国展開するため、関係業者10社が集まり『エコC会』を設立した。会長に向後賢治・松山鋼材社長(千葉県)、副会長に持永徹・伸永鋼業社長(岐阜県)が就任、事務局は同工法を開発したタガミ鉄工の田上敏博社長(愛知県)が担当する体制で、今後、組織の拡充やエコCの普及を図っていく。エコCは特許取得工法で、新開発のC形鋼と銀ネコ(取り合いピース)を組み合わせ、無溶接で胴縁加工ができる。強度、剛性面で優れているほか、環境に配慮した製品でもある。(写真=新工法による胴縁加工)

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