鋼構造ジャーナル記事詳細

2009年1月26日号 NO.1389

●鉄連など「新構造建築物」/建研で実大実証実験行う
●H形鋼はトン10万円割れに/物調の1月資材価格調査
●国交省が四川大地震支援/新日鉄スチールハウス学校
●長野県鉄構事業協組/顧問県議との懇談会を開催
●新社長/田村製作所(新潟県)・田村正光氏
●新・山梨県鉄構溶接協会/初の新年会に100名
●首都圏版
●近畿版
●新鉄構企業訪問/宇野製作所(石川県)
●東京製鉄の2月積み契約/厚板値下げ、棒鋼値上げ
●丸秀工機/パイプ自動切断機の販売好調

仲間意識と団結力で課題克服を

新たな誓いで新年を祝う

全構協が賀詞交歓会を開催

 全国鉄構工業協会(会長=山本康弘・トウジ工業会長)は21日、東京都港区新橋の第一ホテル東京で関係者230名参集のもと、平成21年新年賀詞交歓会を開催した。
(写真左=賀詞交歓会であいさつする山本会長、写真右=理事長会)
 

鉄連・JSSC・ANUHT・建研

新構造システム建築物の研究開発

建築研究所で実大実証実験を開催

 府省連携プロジェクトとして04年度にスタートした「革新的構造材料を用いた新構造システム建築物研究開発」の実大実証実験の見学会が20日、茨城県つくば市の建築研究所で開催された。日本鉄鋼連盟、日本鋼構造協会(略称・JSSC)、新都市ハウジング協会(略称・ANUHT)、建築研究所の共催。同プロジェクトは、震度7クラスの大地震でも建築物を無損傷に保つ長寿命の架構システム技術の開発を課題とし、同時に地球環境問題への対応として建築物生産における省資源化・省CO2技術の具現化を目標とした。新高強度鋼材「HSA700」を使用し、非溶接鋼構造技術を開発した。
(写真=屋外ヤードの実験建物)
 

H形鋼はトン10万円割れに

実勢でも値下がり続く

物調の1月資材価格調査

 建設物価調査会は、1月上旬に調査した主要建設資材の価格動向をまとめた。東京地区の鋼材関係は、H形鋼、異形棒鋼、中厚板とも実勢価格が値下がりした。H形鋼は5000円下がってトン9万5000円となり、4カ月連続の値下がりで10万円を割った。

国交省 四川大地震復興支援で耐震技術者育成

新日鉄 スチールハウス小学校建設

 四川大地震の復興支援で国土交通省を中心に建築耐震技術者を育成するプロジェクトが具体化しつつある。一方、民間でも四川省綿竹市に小学校をスチールハウスで建てるプロジェクトに新日本製鉄が構造設計で協力するなど、中国での建物耐震性の向上にソフトとハードで日本からの支援の輪が広がりつつある。

丸秀工機

パイプ自動切断機の販売好調

新東京タワーの鉄骨加工でも採用

 パイプ自動切断機の製造販売などを手がける丸秀工機(本社・東京都江東区、関秀雄社長)のパイプコースターは売れ行き好調、「東京スカイツリー」はじめ大規模物件で使用される鋼管の切断加工でも活躍している。

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