鋼構造ジャーナル記事詳細

2009年7月27日号 No.1415

●「09年度発注量は40万トン期待」/橋建協・須賀会長
●国交省人事/井上俊之氏は大臣官房審議官
●H形鋼、棒鋼値下がり続く/物調の7月資材価格調査
●インタビュー/メタルワン建材・大西哲也社長に聞く
●連載/鉄骨一次加工変遷史(7)・大東精機・杉本忠博会長
●全構協・都道府県鉄構組合役員一覧
●北央機工(北海道)/新工場建屋が完成
●特別企画/現場で活躍するファブ企業の女性
●甲信越版
●中部版
●東京製鉄8月契約/形鋼類除き2000円値上げ

『’09鉄構技術展』が22日開幕

計71企業・団体が展示・実演

全構協「全国大会」も同時開催

 「未来に伝えよう 鋼構造の魅力を」をテーマに22日、東京・江東区の東京ビッグサイト東6ホールで『’09鉄構技術展』(鋼構造出版主催)が開幕した。鉄構技術展は、1990年の第1回を皮切りに91年、93年、95年、97年に開催しており、実に12年ぶり。
(写真上=開会式でのテープカット、写真中=実演を熱心に見つめる来場者、写真下=全構協第3回全国大会)

08年度の鋼道路橋は28万トン

「今年度は40万トンを期待」

橋建協・須賀会長

 日本橋梁建設協会(須賀安生会長)は13日、東京・中央区の鉄骨橋梁会館で記者懇談会を開き、須賀会長が「最近の鋼橋業界の状況」を説明した。このなかで須賀会長は「昨年度の国内鋼道路橋の受注量は27.9万トンで、対前年度比19.4%減と厳しい状況が続いている。今年度は公共事業の前倒しと緊急経済対策によって40万トンほどを期待している」と、今年度は増加するとの見通しを述べた。また、今後拡大が期待される保全事業について「積算方式や発注方式に問題があるが、協会としてはビジネスが成り立つように真剣に取り組んでいきたい」と話した。

H形鋼、棒鋼値下がり続く

下げ止まりの気配なく

物調の7月資材価格調査

 建設物価調査会は7月上旬に調査した主要建設資材の価格動向をまとめた。このうち東京地区の鋼材関係は、前月比でH形鋼・異形棒鋼・中厚板・等辺山形鋼とも値下がりし、下げ止まりが見えない状況が続いている。

木原、真野、王、糸多氏が知事賞

京都溶接技術競技会の表彰式

鋼構造出版賞は王氏が受賞

 京都府、京都溶接協会(支部長=山本康弘・トウジ工業社長)、京都鉄構工業協同組合(理事長=山口光昭・光運鉄工代表取締役)などの主催、当社(鋼構造出版大阪支社)などの後援で5月16日に開催された京都府溶接技術競技会の表彰式が10日、京都御所西側・蛤御門前の平安会館で挙行された。
 外観検査、各種曲げ試験など厳正な判定の結果、5部門の最優秀賞(知事賞)は被覆アーク溶接の部が木原健一氏(よしみね京都工場)、炭酸ガス半自動溶接裏当金なしの部が真野広樹氏(ユニバーサル造船舞鶴事業所)、炭酸ガス半自動溶接裏当金ありの部が王年氏(エーブルコンストラクション)、ティグ溶接の部が糸多正行氏(北村鉄工所)。団体部門はエーブルコンストラクションの殷俊、王年、 Nー(きねい)( Nは簡体字のため類字使用)チームがそれぞれ受賞した。
 また鉄骨溶接を考慮した鋼構造出版賞(炭酸ガス半自動溶接裏当金あり横向きの部)は王年氏が受賞した。木原、真野両氏は10月に北海道・旭川で開かれる全国大会に出場する。
(写真=表彰式のもよう)

形鋼類除き2000円値上げ

東京製鉄
8月契約

H形鋼、2カ月ぶり据え置き

 東京製鉄は21日、8月契約で鋼板類を中心に販価を2000円引き上げ、H形鋼など形鋼類は据え置きとした。国際鋼材市況の上伸に加え、鉄スクラップ相場の上昇を販価に反映させたもので、厚板以外の鋼板類の値上げは2カ月連続。この結果、H形鋼は2カ月ぶりの据え置きとなり、ベース価格は6万5000円、物件向け販価は6万8000円と変わらず。

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