鋼構造ジャーナル記事詳細

2010年4月12日号 NO.1452

●鋼材のメーカー値上げ相次ぐ/売り腰強く市況急伸
●国交省2月の建築確認申請/4カ月連続で増加
●JSCA/指摘不要事項一覧表をHPに掲載
●日構専が平成22年度入学式/ファブ子弟ら26名入学
●ファブ企業が入社式/人材確保は企業存続のカギ
●北栄興業(札幌)恵庭工場/孔あけ、ショットを更新
●特集・Dスルー工法/施工累計2万台も間近
●甲信越版
●中国版
●日本溶接協会/CIW認定授与式を開催
●神戸製鋼/「省スペース型コア・仕口ロボット発売」

イベント「ノンディの世界」開く

非破壊検査協会東北支部が企画

一般対象に非破壊検査をPR

 日本非破壊検査協会東北支部(支部長=木村武美・溶接検査社長)は4日、宮城県仙台市青葉区の仙台市科学館で学生などを対象に「ノンディの世界」を催した。イメージキャラクター『ノンディちゃん』の創設に伴い、専門的で難解とされる非破壊検査のイメージを解消するために企画したもので、一般を対象としたイベントは今回が初めての試みとなる。開催に際して同協会の坂眞澄会長(東北大学教授)が「こうしたイベントが全国で企画されることを期待したい」とあいさつした。
(写真=ノンディの世界会場)

原料高騰でメーカー値上げ相次ぐ

流通の売り腰強く、市況急伸

ファブ業界は転嫁など対応に苦慮

 アジアを中心とした鋼材需要の回復による鉄鋼原料や鉄スクラップの高騰を背景に、生産各社は調達コストの大幅上昇を見込み、今年に入って相次いで製品販価を引き上げている。上げ幅は品種やメーカーによってバラツキがあるものの、3月末までに計5000~2万3000円値上がりした。流通サイドも少ない在庫とメーカーの供給削減を足がかりに販売姿勢を強めており、ここにきて一部の鋼材市況が急伸。とくにH形鋼は7万5000~8万円と約1年ぶりの高値をつけた。市況急騰に伴い、鉄骨単価への転嫁、調達費手配など資金繰りに苦慮するファブが急増しており、夏場にかけて正念場を迎えることになりそうだ。

日構専が平成22年度入学式

ファブ子弟ら26名が入学

 日本溶接構造専門学校(略称・日構専、奥村誠学校長)は5日、神奈川県川崎市の同校講堂で、鉄骨ファブの子弟ら26名の新入生を迎え平成22年度入学式を挙行した。
(写真=決意を胸に式に臨む新入生)

特集 Dスルー工法

施工台数、累計2万台も間近

Dスルー施工連絡会

今月、設立3周年を迎える

普及条件整い、さらなる飛躍を目指す

 全国の鉄骨柱脚基礎施工業者で構成する「Dスルー施工連絡会」(会員18社)は今月19日、設立3周年を迎える。同連絡会は07年4月、露出柱脚基礎のための特許工法、「Dスルー工法」の普及と施工業界の地位向上を目的に16社で発足。各会員企業が計画図作成から現場施工、モルタル注入、基礎ボルトへの張力導入まで一貫品質保証を実現する独自の「耐震基礎安心工事システム」を展開し、建築需要の低迷下でも施工実績が右肩上がりで推移している。また、『アンカーボルト設計施工指針』の発刊など「同工法の普及を後押しする条件が整いつつある」とし、さらなる飛躍を見込む。

神戸製鋼

「省スペース型コア・仕口ロボット」発売

新技術「REGARC」採用し、低スパッター化

 神戸製鋼所(溶接事業部門TEL03・5739・6313)は、新開発の「REGARCプロセス」を採用した「省スペース型鉄骨コア・仕口兼用溶接システム」を今月21日から発売する。新技術採用のデジタル制御溶接機との組み合わせでスパッターを大幅低減し、ヒュームも50%低減する。

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