鋼構造ジャーナル記事詳細

2011年9月12日号 NO.1526

●都内の大型プロジェクト/大手ファブの交渉本格化
●横河・鉄建・タンロン/ベトナムで鉄道橋梁工事受注
●新日鉄中国総代表/北京事務所長・林岳志氏に聞く
●前田金属工業/河内長野市に新工場建設/今月着工
●階段の横森製作所/第10回社内改善を実施
●北海道版
●東北版
●熱金鋼業(愛知)/新社長に山村彰弘氏が就任
●高砂金属工業(大阪)/BHを8月から本格稼働
●NSボルテン/神鋼ボルト/HTB販価是正を再要請
●神奈川県鉄構業協組/本間興業の見学会を実施

岩手県花巻で交流会を開催

全構協・東北支部と兵庫鉄建組合

不況突破大会後の鉄骨業界

 全国鉄構工業協会・東北支部(支部長=村山功・ムラヤマ社長)と兵庫県鉄工建設業協同組合(理事長=緒方義則・緒方鉄工所社長)は2日、岩手県花巻市の新鉛温泉「愛隣館」で交流会を開催した。東北支部から11名、兵庫鉄建組合から15名が出席。
(写真上=村山支部長(左)と緒方理事長、写真中=東北支部の理事から意見表明、写真下=東北支部の話に聞き入る兵庫鉄建組合理事)
   

都内の大型建築プロジェクト

大手ファブの交渉本格化

鉄骨需要「今が底」の見方が大勢

 都内の大型建築プロジェクトは秋口を迎えて、大手の鉄骨ファブリケーター各社とも交渉を本格化、とくに全体の需要量が例年に比べ減少していることから、年明けの加工を見越したケースが目立っている。また、建築需要の低迷で川上での低価格受注が顕著となり、物件のコスト削減などをめぐって着工が遅くなるケースも散見される。一方、量的には「来年度計画の見込み分を含めると、昨年同時期よりも数は多い。今年が底」(Sグレードファブ)との見方が大勢を占める。ただ、「物件数は都内偏重。地方は伸び悩んでいる」や「震災や施主判断で延期となっていた案件が始動しただけ」などの指摘も多く、民間投資の現状を踏まえて需要の本格的な回復と見るには、力強さに欠けるのも確かなようだ。

河内長野市に新工場を建設

前田金属工業

今月着工、来年6月から稼働

 高力ボルト用シャーレンチメーカーの大手、前田金属工業(本社・大阪市東成区深江北3―14―3、佐藤憲史社長)は今月、製品の組立、検査、物流機能を整備するため、すでに取得済みの大阪府河内長野市寿町777―1で新工場建設に着手する。

階段の横森製作所

第10回社内改善を実施

階段組立コンテスト、改善発表など

 大手鋼製階段メーカーの横森製作所(本社・東京都渋谷区、有明利昭社長)は1、2日、埼玉県深谷市の岡部工場で「第10回社内改善」を実施。北は福島県、南は福岡県に至る全国7工場から溶接技能者らが集い、「階段組立コンテスト」で製作技術を競ったほか、各工場などが発案した治具や取り組みを紹介する「改善発表」も行われ、それぞれの知恵と工夫を確認し合った。
(写真=全国7工場から参加)

高砂金属工業(大阪)

BHを8月から本格稼働

木津川建材加工も維持

 高砂金属工業(高石市高砂3―21、宮崎吉二社長)は隣接地区の泉北倉庫(高砂2―7―8)で、メタルワン建材の協力を得て4月にビルトH形鋼の生産を開始し、8月から本格的な軌道に乗り始めた。
(写真=大型サイズがフルペネ仕様)

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