鋼構造ジャーナル記事詳細

2012年7月2日号 NO.1568

●鉄骨需要の展望/高層ビル不振、低層案件は堅調
●被災3県の設計労務単価改定/鉄骨工2万800円
●鋼橋技術研究会が総会/「海外に向けて活動を」
●ピープル/鉄連建築委員会・新委員長/藤澤一善氏
●新都市ハウジング協会/新会長に押味至一氏(鹿島)
●新理事長/富山県鉄構工業協同組合・亀谷光彦氏
●特集/安全衛生・環境
●関東版
●北陸版
●那須ストラクチャー工業/テクラのStructuresを新設
●新理事長/アルプス鉄構事業協同組合・竹内芳治氏

製作現場認識で適正な管理追求

京都構造研と鉄構組合青年部から40名

トウジ工業見学と溶接実技体験

 文武両道ならぬ、机上の理論に加え現場を知ることが、適正な管理体制を実現し得る――この基本理念に沿って、京都建築構造研究会の鉄骨部会(部会長=藤津易生・一級建築士事務所IOC社長)は6月22日、京都府鉄構工業協同組合の青年部会(部会長=山本弘・トウジ工業社長)と合同で、トウジ工業の見学会と溶接実技体験会とを実施した。
(写真=構造設計者と若手ファブ経営者ら40名が集結)

建築鉄骨需要の上半期総括と展望

高層ビル不振、低層案件は堅調に推移

需要マップは依然〝東高西低〟傾向

 今年上期(1~6月)の建築鉄骨需要動向は、大型建築物件では高層ビルが不振ながらも、低層案件が堅調に推移。また、顕著な〝東高西低〟の需要傾向、鋼材商社への依存、2極化の進行、短納期などの課題が目立った。ここにきて、中規模ビルの相次ぐ着工、耐震補強の集中発注、リニアや新幹線整備計画、ソーラーパネルの設置などの工事本格化で、地方にもようやく明るい光が見え始めた。

鉄建協が安全ポスター

滝澤氏(巴コーポ小山)の最優秀標語を採用

 鉄骨建設業協会の生産・安全・品質委員会(委員長=坂本孝司・駒井ハルテック生産本部製造グループ富津工場鉄構製造部長)は、会員各社から募った安全標語の最優秀作品を採り入れた安全ポスターをこのほど作成、会員企業の各事業所に配布した。
 今年度の最優秀標語に選ばれたのは、滝澤高夫氏(巴コーポレーション小山工場)の『毎日変わる危険の芽 気くばり目くばり心づかい みんなで守る職場の安全』。
(写真=会員各社から標語を募集)

テクラのStructuresを新設

那須ストラクチャー工業(東京)

溶接ロボ「石松」も2台導入

 那須ストラクチャー工業(本社・東京都中央区八丁堀3丁目、鈴木貴久社長)は、同社の千葉工場(Hグレード)にTEKLA Structures(テクラ製)2台のほか、多層盛溶接ロボット「石松」(長菱エンジニアリング製)2台を導入した。
(写真=稼働中の石松)

新工場に組立・出荷を集約

前田金属工業 「体験型ショールーム」新設

 高力ボルト用シャーレンチメーカーの大手でTONEブランドの工具メーカー、前田金属工業(本社・大阪市東成区深江北3-14-3、佐藤憲史社長)は6月20日、建設した新工場(河内長野市寿町6-25)を報道関係者向けに公開した。

▽サービスについてのお問い合わせ・お申し込みは、お電話またはフォームよりお願い致します▽

株式会社
鋼構造出版
ホームページからのお問い合わせはこちら