鋼構造ジャーナル記事詳細

2012年10月8日号 NO.1582

●中部地区鉄骨需要/「大型20万トン以上」本格始動へ
●全構協・支部長連絡会議/学校S造化促進で事例調査
●トグル制震構法とWAWO工法採用/東京・新川
●8月の鉄骨需要は約41万トン/国交省建築着工統計
●鉄骨評価センター/青島莱鋼鋼結構など16工場が適合
●JFEシビルのKTトラス/ゼビオアリーナで採用
●吉野鉄工所(埼玉)/バンドソー、ドリルマシン更新
●日本溶接協会/CIW認定授与式を開催
●大阪鉄構組合・北大阪支部会/夏場以降も高稼働率
●関東版
●近畿版

気仙沼は堤防計画で議論集中

復興事業は緒に就いた段階

陸前高田市では消防署の解体工事

 東日本大震災から1年半余りが過ぎた。本紙は9月22日、宮城県気仙沼市と岩手県陸前高田市の復興状態を取材した。
(写真左=気仙沼市の漁港岸壁復旧工事の標識、写真右=気仙沼漁港での水産関連施設建設中の鉄骨)

中部地区の鉄骨需要動向

再開発計画物件などが相次ぐ

「大型20万トン以上」本格始動へ

 全国の鉄骨需要の現状は関東や東北地方に偏った、いわゆる『東高西低』の傾向にあるが、昨年のリニア中央新幹線の整備計画策定を契機に、名古屋駅周辺を中心とした再開発計画が相次いで稼働する動きを見せている。08年のリーマン・ショック以降、低迷が著しかった中部地区の需要にもようやく明るい兆しが見え始めている。

学校S造化促進で実施事例調査

全構協が支部長連絡会議

 全国鐵構工業協会(会長=米森昭夫・ヨネモリ会長)は9月27日、東京都中央区の鉄鋼会館で支部長連絡会議を開催した。
 当日の会議では学校校舎のS造化を促進するため、全国の各鉄構組合にS・SRC造の学校校舎の事例の調査依頼を決めた。対象は幼稚園、小・中・高、大学の校舎での自社の施工物件(施工中含む)及び見込み物件等とし、公立・私立は問わない。今月中に調査結果をまとめて、校舎S造化促進活動の今後の方針を固めていく。
(写真=米森会長)

JFEシビルのKTトラス

ゼビオアリーナで全面採用

面積3700平方メートル、総重量250トン

 JFEシビル(本社・東京都台東区、藤井善英社長)の空間構造デバイス、「KTトラス(球ジョイントシステムトラス)」は、今月5日に竣工した仙台復興のシンボル的なプロジェクト「ゼビオアリーナ仙台」(宮崎県仙台市太白区あすと長町)の屋根トラスに全面的に採用されるなど、販売が好調だ。これまでの納入実績はブルボンビーンズドームなど400件以上で、今後建設予定の大型アリーナ(トラス面積約4500平方メートル)での採用も内定している。
(写真=ゼビオアリーナに全面採用)

日本溶接協会

CIW認定授与式を開催く

認定事業者は1社減の125社に

 日本溶接協会(会長=宮田隆司・名古屋大学副総長)は1日、都内の協会事務所で、10月1日付で認定された事業者に対するCIW認定授与式を開催した。新規1社、認定停止2社で認定事業者数は4月1日付の126社から1社減り、125社となった。内訳は、A種17社(1社増)、B種9社(1社増)、C種31社(変わらず)、D種68社(3社減)。
 新規(復活)1社がD種でエス・ディー技研(群馬県)。

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