鋼構造ジャーナル記事詳細

2013年7月29日号 NO.1624

●潮目迎えたH形鋼市況/需要上向き、市況立て直しへ
●中央鉄骨(三重)/大学生24名の工場見学受け入れ
●H形鋼は4カ月連続7万円/物調の7月資材価格調査
●大手ファブトップ②/横河ブリッジ・藤井久司社長
●特集/「鉄骨需要と受注価格」実態と展望
●愛知県建設企画課/『施工・監理実務講座』に42名
●新社長/阿野建設(兵庫県)・阿野重喜氏
●全構協/都道府県鉄構組合役員一覧
●近畿版
●中国版
●東北鉄構連と北海道鉄骨部会道央支部/札幌で初交流

中部支部と九州支部が初交流

全国鐵構工業協会

「経営安定」テーマに意見交換

 全国鐵構工業協会・中部支部(支部長=石原義幸・員外役員)と同・九州支部(同=角毅四郎・博陽工業社長)は19日、岐阜市内のすぎ山で「経営安定」をテーマに交流会を開催した。中部支部各県から計17名、九州支部各県から計11名が参加した。
(写真=各県から計28名が出席)

潮目を迎えたH形鋼市況

需要上向き、市況立て直しへ

盆休み明けから動意付く気配も

 4カ月近くにわたり足踏み状態のH形鋼市況も、ここにきて再度上伸へと動意付く兆しが見えてきた。今月、新日鉄住金がH形鋼の店売り価格を4カ月ぶりに3000円、東京製鉄も実行販価を3000円引き上げるなど、メーカー各社が相次いで値上げを表明している。背景に「建築マーケットの環境は、盆休み明けから秋口にかけて潮の変わり目になる」との読みがあり、今が値上げの好機と判断したようだ。鉄鋼流通もこの流れに乗り遅れまいとし、適正販価の実現に向けて再び市況形成を促す機運が高まってくると思われる。

大学生24名の工場見学受け入れ

鉄骨加工の知識向上に寄与

中央鉄骨(三重)

 三重県のHグレードファブ、中央鉄骨(四日市市黄金町47、玉木信介社長)は16日、名古屋大学で建築を学ぶ学生ら24名の工場見学会を受け入れた。
 見学会は、藤田良能・飯島建築事務所技術顧問が同大学で教える4年生と飯島建築事務所の社員を対象にしたもので、構造設計に生かしてほしいという思いから実施している。参加者は事務所で工場概要の説明を受けたあと、3班に分かれて工場を見学。図面作成や一次加工、ロボット溶接など、実際の鉄骨製作の現場を見学した。見学後は、認定工場のグレードの違いなどについて活発に質疑が交わされた。
(写真左=図面どおりの加工作業を見学、写真右=グレードの違いや製作について活発に質問)

愛知県建設企画課が主催

『施工・監理実務講座』に42名

鉄骨仕口部サンプルで実演

 愛知県建設企画課主催、愛知県建築士事務所協会技術委員会、愛知県鉄構工業協同組合後援による『施工・監理実務講座』が17日、JR金山駅前の長谷川ビル会議室で開催され、県建設関連部署をはじめ豊橋市や東海市、瀬戸市など県下の実務にかかわる技術職員42名(うち女性6名)が参加した。
(写真=鉄骨サンプルを使って実演)

東北鉄構連と北海道鉄骨部会道央支部

札幌に42名集い初の交流会開催

両地区の概況について意見交換

 全国鐵構工業協会傘下の東北鉄構工業連合会(東北支部)と同北海道鉄骨部会道央支部は19日、札幌パークホテルで交流会を行った。東北鉄構連からは秋田4社、青森4社、岩手3社、宮城2社、山形2社、福島2社の合計17社と事務局から1名の計18名。また道央支部は札幌11社、岩見沢2社、石狩7社、当別2社、恵庭1社の23社と事務局1名の計24名が出席して意見交換を行った。
(写真=各県が活発に意見をやりとり)

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