鋼構造ジャーナル記事詳細

2017年7月3日号 NO.1829

●日本鋼構造協会/協会賞は「イズミット湾横断橋」に
●ヤシマナダ(大阪)/「JBCR」の在庫販売を拡充
●北日本機械(岩手)/水門・陸閘の復興需要がピーク
●鉄構業界団体総会ニュース
●興栄建設(秋田)/設備投資と人材育成に注力
●青木鐵工所(長野)/須坂工場のバンドソーを更新
●石崎ボルト(新潟)/工場増築と新工場を建設
●特集/安全衛生
●中国版
●九州版
●新社長登場/カマック(大分)川野大成氏

鉄建協・資材調達委員会

新日鉄住金・鹿島製鉄所を見学

若手社員30名が製鉄を学ぶ

 鉄骨建設業協会の資材・調達委員会(委員長=大間知要一・川田工業鉄構事業部管理部調達担当部長)は6月21日、会員各社の若手を中心に従業員約30名を集めて「資材見学会」を開催、茨城県鹿嶋市の新日鉄住金・鹿島製鉄所を訪れた。
 冒頭のあいさつで大間知委員長は「毎年、会員企業の社員に知識と見聞を広げてもらうため、この見学会を開催している。今回はわれわれファブにとって不可欠な鋼材の製造工程を学ぶため、高炉メーカーを訪問する。何でも質問して、一つでも多くのことを学習してほしい」と述べた。
(写真=若手中心に約30名が参加)
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北日本機械(岩手)

水門・陸閘の復興需要ピーク

設備投資で能力増強

 JFEエンジニアリング系のファブで、水門・陸閘・橋梁を手がける北日本機械(本社・岩手県盛岡市、髙橋哲雄社長)は今年度、震災復興需要の受注ピークを迎えている。本社工場を中心に、中部製作センター(三重県津市)でも製作。ほかに関東支社(横浜市)、仙台営業所(仙台市)、静岡営業所(静岡市)がある。従業員数は240名。
 同社の事業構成比は水門が約4〜5割、陸閘が約3〜4割、橋梁が2〜3割。「水門・陸閘分野で県内トップを自負している。地元企業の使命としても復興工事に全力投球していく」という。現在手がけているのは織笠川(岩手県)の水門、宮城県石巻市の陸閘などだ。
(写真=製作中の水門)
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杉本鉄工

建築鉄骨加工を本格再開

柱大組立溶接ロボットも導入

 埼玉県鉄構業協同組合所属のHグレードファブ、杉本鉄工(本社・東京都足立区島根1 2 3、杉本義幸社長)は、一時縮小していた建築鉄骨の受注・加工をこのほど本格的に再開した。現在は鉄道耐震補強と建築鉄骨の二分野のバランスを調整している。その体制整備の一環として、千葉県野田市の工場に柱大組立溶接ロボットを導入し、稼働を開始している。
 同社は、スギモトグループの一翼であり、同じくグループ会社の総合建設業、杉本興業(東京都足立区)などとのグループ間シナジーもメリットにしている。1964年の創設以来、埼玉県八潮市に生産拠点を構えて鉄骨加工を行ってきたが、受注量の増加に伴い2007年に千葉県野田市に現在の工場を新設して全面移転。翌08年にHグレードを取得した。
(写真=導入した柱大組立溶接ロボット)
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工場増築および新工場を建設

本社工場の安全性向上を図る

石崎ボルト(新潟)

 石崎ボルト(新潟市北区下大谷内1672 12、石崎寿章社長)はこのほど、同社第三工場(北区下大谷内378 26)の増築を実施するとともに、同敷地内に新たに第四工場を建設した。
 同社では従来、本社工場では主にアングル、チャンネル、胴縁などの2次部材加工を、第三工場ではスプライス製作を手がけていた。昨今の加工量の増加とともに本社工場内での材料置き場の確保問題と、作業錯綜による作業員の安全面での課題が発生。この課題解決を図るために、工場増築、新設を実施したもの。
(写真=新設された第四工場外観)
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