鋼構造ジャーナル記事詳細

2014年1月13日号 NO.1648

●14年度建築用鋼材の展望/足元、需要回復が鮮明に
●S造は31県で増加/国交省・11月都道府県着工統計
●太田・国交相/「中長期的な国土づくりを」
●14暦年の鉄骨需要展望/西日本市場も繁忙感増す
●新春インタビュー/14年わが社の方針/中村 真一、上田 弘志、後藤 隆、浅井 武、石井 孝、今村 清志、小林 雅美、田邊 寛隆、岡本 忠幸、園田 正雄、徳永 正弘、三島 哲郎、高橋 徹、本田 恒、廣澤 浩一
●《午年》年男登場Ⅱ

14年度建築用鋼材需要の展望

足元、需要回復が鮮明に

来年度はさらに上向くとの期待も

 13年度の建築用鋼材需要は回復傾向が鮮明だ。H形鋼などの一部の品種ではリーマン・ショックの影響が色濃く表れる前の08年度にほぼ匹敵する需要が見込まれている。震災復興関連需要、自民党の国土強靭化政策によって拡大された公共投資、消費税増税前の駆け込み需要のほか、景気回復に伴う企業業績の好転で民間設備投資も徐々にだが増えつつあり、プラス材料に恵まれた。14年度については、政府建設投資や消費増税による駆け込み需要の反動減などのマイナス材料を抱える。とはいえ、震災復興需要が継続し、東京五輪関連の需要が動き出すことなどを考慮すると、鉄骨需要は潜在的には今年度を上回る規模が想定される。したがって、14年度の建築用鋼材需要も全体的に今年度並みか、場合によっては多少上向くものと期待される。

神戸製鋼所溶接事業部門 神溶会賀詞交歓会

旺盛な鉄骨需要に「技術営業」で

「世界で最も信頼されるプロ集団」へ

 神戸製鋼所溶接事業部門(粕谷強専務・溶接事業部門長)の溶接材料、溶接装置の商社・販売店で組織している神溶会は6日、大阪(ホテルヒルトン大阪)、東京(グランドプリンスホテル高輪)で、それぞれ賀詞交歓会を開いた。関西神溶会は約210名、関東神溶会は約330名が出席。粕谷専務は「建築鉄骨需要が盛り上がるなか、これまで蓄えた技術営業の成果を生かす年」と抱負を述べた。
(写真=賀詞交歓会のようす)

日鐵住金溶接工業・東京溶朋会

賀詞交歓会に140名参集

供給対応と新商品開発に全

 日鐵住金溶接工業(木村寛社長)と東京地区の流通販売店組織『東京溶朋会』(会長=井上正彦・日鉄住金物産溶材販売社長)による新春賀詞交歓会が8日、都内千代田区のKKRホテルで関係者約140名参集のもと盛大に開催された。
(写真=木村社長)

標準見積書説明会を開催

2月1日から活用を開始

徳島県鉄骨構造協同組合

 徳島県鉄骨構造協同組合(理事長=渡辺啓二・渡辺鉄工所社長)はこのほど、徳島駅前の阿波観光ホテルで「法定福利費標準見積書に関する説明会」を開いた。当日は組合員約20名が出席し、経営近代化委員の三輪真治委員長(三輪鉄工所社長)と井原常裕担当副理事長(井原工業社長)が、社会保険未加入問題の経緯と今後の業界としての対応策を説明した。
(写真=制度の重要性などを解説)

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