鋼構造ジャーナル記事詳細

2018年1月8日号 NO.1856

●鋼製橋梁業界の展望/17年度需要量は横ばい
●S造は23県で増加/11月の国交省都道府県別着工統計
●18年課題と方針を聞く/白井 清広、橋本 伸一郎、菊川 美仁、嶋 徹、宇山 孝貴、田中 淳夫、松村 康人、逸見 俊一、石原 慶明、松﨑 博彦、犬伏 昭、大迫 敏也、大川 英行、箕村 理、天雲 博樹、阪上 正章、福岡 賢
●年男登場
●『働き方改革/わが社の取り組みと方針』
●『わが社の人材確保と育成』

鉄塔業界

17年度需要は4万㌧前後か

低位安定の需要が継続見通し

 17年度の鉄塔需要は、上期で前年度同期比25・7%減の2万873㌧(内訳・電力鉄塔1万8139㌧、電力鉄塔以外2734㌧)で推移した。これまで大型プロジェクトとして関心を集めていた九州電力の日向幹線の発注が終盤を迎え、伸び悩みが懸念されたが、東京電力の飛騨信濃直流幹線などの工事本格化等で、量的には確保できた形となっている。通期では4万㌧前後になるものとみられる。

「技術アドバイザー制度」を創設

技術の発展・継承業務を担当

全国鐵構工業協会

 全国鐵構工業協会(会長=米森昭夫・ヨネモリ会長)は、このほど「鉄骨技術アドバイザー制度」を設けた。鉄骨製作技術および管理に関する経験が顕著で、将来に向けた技術の発展・継承に意欲のある者に授与されるもの。
 鉄骨技術アドバイザーの具体的な業務は、①関連団体への派遣(技術テーマ)②技術に関する講習会・研修会の講師③鉄骨製作工場に対する技術的なアドバイス④技術交流・討論会等への参加⑤その他、技術の発展・継承に寄与する活動への参加――などを行う。

フィーチェップJPを設立

日本で工作機械の販売開始

FICEP(イタリア)

 イタリアの工作機械メーカー、FICEPは、このほど日本法人「フィーチェップジャパン」(大阪市北区梅田2―6―20、☎06・7713・2587)を設立し、日本における工作機械の販売を開始した。「鋼構造物加工全般における生産改革を提案していきたい」としている。
 FICEPは1930年に創業し、世界に18拠点を構える。社員数は約580人。鋼構造物加工機械をはじめ、鍛圧機械、生産管理システムなど多彩なオリジナル製品を持つ。
(写真=マシニングセンタ「エンデバー」)
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鉄骨管理技術者試験の合格者

1級678名、2級434名

登録機構が試験結果を公表

 全国鐵構工業協会と鉄骨建設業協会の共同実施による「鉄骨製作管理技術者」の平成29年度試験結果が、このほど公表された。
 実施結果で1級の合格者は678名で、受験者数1048名に対し、合格率は64・7%(昨年度は合格者591名、受験者数924名・合格率64・0%)だった。また、2級は434名が合格、受験者数657名で合格率は66・1%(同343名、471名、72・8%)となっている。前年度実績比で受験者数は計310名、合格者は計178名のそれぞれ大幅増となった。

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