鋼構造ジャーナル記事詳細

2018年7月16日号 NO.1883

●働き方改革関連法案が成立/上限規制は24年4月から
●S造は21県で増加/5月の都道府県別着工統計
●全構協前副会長の玉木氏が受賞/国土交通大臣表彰
●新工場が操業を開始/旭グループ(兵庫)
●新理事長/吉岡晋吾氏(東京鉄構工業協同組合)
●溶接出前授業や工場見学/中央コーポレーション(岩手)
●新理事長/横山丈夫氏(日本溶融亜鉛鍍金協会)
●新理事長/岡崎巧氏(香川県鋼構造協同組合)
●新理事長/佐々木史昭氏(岩手県鉄構工業協同組合)
●北海道版
●東北版

東構協青経委と類設計室

第7回「かぜのかい」

東日本大震災テーマに講演会

 東京鉄構工業協同組合(東構協)の青年経営者委員会(青経委、幹事長=松田一朗・松田鋼業社長)と類設計室の構造設計者らとの合同勉強会、「かぜのかい」が10日、東京都大田区の類設計室東京事務所で行われた。7回目となる今回は「東北震災報告、復興その後」をテーマにエーユーエム構造設計代表の濱尾博文氏による講演会を開き、東構協青経委、類設計室、関東地区の構造設計事務所などから約30名が出席した。
 濱尾氏は自身が活動の拠点を置く福島県郡山市を中心とした県内の建物被害状況について「地震動による旧耐震基準建物の破壊、軟弱地盤による崩壊、津波被害の3パターンに分類できる」と説明し、RC造建築物とS造建築物の被害箇所の事例を紹介した。
(写真=東構協青経委、類設計室などから約30名が出席)
0716-01

第33次立会検定試験がスタート

真剣な表情で受験

AW検定協議会・西日本

 AW検定協議会・西日本(米原常夫代表)は3日、第33次AW検定試験をスタートさせた。以降約3カ月間、各種溶接の技量検定の本試験を完了させる。
 第33次最初の受験となったのは川哲工業(大阪府堺市西区浜寺石津町西、明松哲社長)で、受験内容は工事現場溶接。7月中に4日間かけて計51名が受験する予定となっている。1日目となる3日は、工事現場溶接の鋼製エンドタブⅢ類に10名、Ⅱ類に1名、代替エンドタブⅣ類に12名が挑戦した。
 試験ではまず、試験概要や記録帳票類について打ち合わせた後、受験者・試験体を確認。各受験者の受験する溶接に立ち会い、試験体が冷却した後に、外観検査を実施した。外観検査を合格した試験体にはAW刻印が打刻され、サインなどを経て記録類のまとめと総評が行われた。
(写真=第33次最初の受験となったのは川哲工業で、出島工場を会場に実施された。試験ではまず、試験概要や記録帳票類について打ち合わせた後、受験者・試験体を確認。各受験者の受験する溶接に立ち会い、試験体が冷却した後、外観検査を行った)
0716-02

ムラヤマとメーカーが水系塗料試験

「防錆油・成形油付着でも水系さび止め塗料使用可能」

 山形県のHグレードファブ、ムラヤマ(本社・山形市、村山功社長)は大日本塗料と日鉄住金建材とともに「水系塗料適用のためのBCRコラム油分対策に関する合同研究」を行い、このほど報告書をまとめた。研究にあたり、山形県工業技術センターとダイニッカの協力も得て行った。
 同試験は油分が存在する鋼材表面に水系塗料を塗装した際に生じることのある、付着不良や剥離などの不具合対策を目的としている。水系塗料を施した鋼材を1カ月間、屋外暴露して防錆効果を確認した。
(写真=屋外暴露試験のもよう)
0716-03

直径6㍍超、国内最大の大鍋製作

「日本一の芋煮会フェスティバル」で使用

ナガセ(山形)

 山形県のファブ、ナガセ(本社・山形市、長瀬真一社長)は9月16日に山形市の馬見ヶ崎河川敷で開催される「日本一の芋煮会フェスティバル」へ向け、国内最大の大鍋「三代目鍋太郎」の製作が佳境を迎えている。
 同フェスティバルは1989年から毎年開催されており、今年は30回目となる。直径約6㍍の大鍋で、重機を使用して里芋3㌧などを調理し、3万食が振る舞われる。ほかに出店やステージイベントなどもあり、来場者は例年20万名に及ぶ。主催者は同フェスティバル協議会、山形市、山形商工会議所、同青年部。
(写真=製作中の「日本一の大鍋」)
0716-04

▽サービスについてのお問い合わせ・お申し込みは、お電話またはフォームよりお願い致します▽

株式会社
鋼構造出版
ホームページからのお問い合わせはこちら