鋼構造ジャーナル記事詳細

2018年8月27日号 NO.1889

●定講氏、吉澤氏が講演/福岡県建築鉄骨協議会
●H形鋼は8万5000円/8月物価調査会価格調査
●『デジタル・プレコン』立ち上げ/ブレンスタッフ(山形)
●新生産管理システムの構築へ/桂スチール(岡山)
●新鉄構企業訪問/藪野興業(大阪)
●新会長/小泉学氏(全青会関東ブロック協議会)
●大手ファブトップ①/川田工業・川田忠裕社長
●大手ファブトップ②/駒井ハルテック・田中進社長
●特集/鉄骨製作・施工の省力化
●北海道版
●東北版

福岡県建築鉄骨協議会が勉強会

定講氏、吉澤氏が講演

「天神ビッグバン」など2テーマ

 福岡県建築鉄骨協議会(会長=堺純一・福岡大学教授)は20日、博多駅前のセントラーザ博多で今年度第2回定例会を開催し、『天神ビッグバン等福岡市の都市計画』『構造設計が担当した主なプロジェクト』の2テーマで勉強会を行った。
 『天神ビッグバン』では福岡市住宅都市局都心創生課係長の定講慎一郎氏が、『構造設計のプロジェクト』では福岡大学工学部教授の吉澤幹夫氏がそれぞれ講師を務めた。
(写真=2つのテーマで勉強会)
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ブレンスタッフ(山形)

「建てる前に建てる」

『デジタル・プレコン』立ち上げ

鉄骨製作など効率化

 山形県の一級建築士事務所、ブレンスタッフ(本社・鶴岡市、仲川昌夫代表取締役会長)は新ビジネスモデル『DPC』(DigitalPre Construction/略称・デジタル・プレコン)を立ち上げる。同社独自の建設生産プロセス改善プログラム『ブレンスタッフ・コンストラクション・マネジメントシステム』(略称=B’sCM system)を活用する。
 BIMを使い、建築鉄骨など各専門事業者が情報を持ち寄り、フロントローディングで積算や図面作成を行う。建築会社の下請けではなく、設計側とコラボレーションし、事前にコンピューターで手順を共有するなど、できるだけ問題解決をしておくことで効率化やコスト削減、ひいては工期短縮、働き方改革への対応などにつながることが見込まれる。
(写真=『B’s CM system』を活用するワークフロー)
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中堅ゼネコンも「働き方改革」

具体的な取り組みを発表

全国建設業協会

 全国の中堅、中小ゼネコンを中心に約2万社で構成する全国建設業協会(会長=近藤晴貞・西松建設会長)はこのほど、今後の働き方改革への取り組みを同協会のホームページ上で発表した。
 同協会では昨年9月、長時間労働の抑制や適切な受注の確保、下請け企業や取引先の労働環境改善などを盛り込んだ「働き方改革行動憲章」を策定し、今年4月から改革推進に取り組んでいた。

東京製鉄 9月契約

7カ月連続全品種据え置き

メーカー値上げの浸透見守る

 東京製鉄は20日、9月契約の店売り向け販売価格について全品種で据え置くと発表した。全面据え置きは7カ月連続。旺盛な需要を背景に店売り市場の荷動きが上向き、鋼材市況は強含んでいるものの、流通による価格転嫁が十分に進んでいない。こうした現状を踏まえ、今月も追加値上げを見送った。諸資材などの値上がりでコストアップは不可避とし、次月以降、販価是正を検討する。
 海外市場では鉄鋼輸入制限措置の発動など米中欧を中心に激化の様相をみせる貿易摩擦や新興国の通貨安が影響し、「鋼材需要そのものは好調を維持しているが、商いは様子見状態にある」(今村清志常務)。ただ、中国の粗鋼生産量は年間9億6000万㌧超の高水準で推移するも、同国からの鋼材輸出は年間7000万㌧台ペースと低位で、国際的な鉄鋼需給はタイト感が継続するものとみられる。

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