鋼構造ジャーナル記事詳細

2019年5月13日号 NO.1926

●対前年度比2・5%減の約508万㌧/18年度鉄骨需要
●推定鉄骨需要量は約34万㌧/国交省3月着工統計
●鋼構造分野初の科学技術賞を受賞/木村祥裕・東北大教授
●新保守管理システムを導入/阪神高速道路
●「鉄骨技術フォーラム18」Q&A/⑬梁端部、中央部、スプライスの材質
●新人研修でグループ討議/駒井ハルテック(大阪)
●地区別鉄骨景況/全国各地の動向
●新鉄構企業訪問/宮崎工業(大阪)
●近畿版
●四国版
●名古屋市などに車イス26台寄贈/全青会

2018年度 建築鉄骨需要

対前年度比2・5%減の約508万㌧

第4四半期に需要鈍化示す

 国土交通省が発表した建築着工統計から換算した3月の鉄骨推定需要量は34・3万㌧となり、この結果、2018年度の鉄骨需要量は約508万㌧(対前年度比2・5%減)となった。需要が極端に減少したリーマン・ショック以降、若干の山谷はあるものの、事実上、6年連続で500万㌧前後の水準を維持したことになる。ただ、使途別では工場用途を除き軒並み減少、とりわけ下期に入ってからの需要の鈍化が目立ち、高力ボルトの納期長期化による設計変更、図面の遅れなどの懸念材料が影響を与えたとの見方もある。19年度は規模別で中小案件が不透明感を払しょくできずにいるが、年後半からの大型再開発の加工時期の盛り上がりに期待、さらに大阪万博、消費増税に伴う駆け込みなどの好材料があり、需要の大きな増減はないと予想される。
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木村祥裕・東北大教授が鋼構造分野初の科学技術賞

「科学技術分野の文部大臣賞」発表

文部科学省

 文部科学省はこのほど19年度の「科学技術分野の文部大臣賞」を発表、木村祥裕・東北大教授(工学研究科都市・建築学専攻)が研究部門で鋼構造分野初の科学技術賞を受賞した。同賞は優れた研究者を表彰するもので、開発、研究、科学技術振興、技術、理解増進の各部門で計88件、180人が受賞、4月17日に東京・霞が関の文科省講堂で表彰式が行われた。
(写真=鋼構造分野初の科学技術賞を受賞した木村教授と智子夫人)
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全青会が社会貢献活動

名古屋市などに車イス26台寄贈

ノズルチップの収益金で

 全国鐵構工業協会 青年部会(略称・全青会、会長=中原稔・宏和工業社長)は、社会貢献事業の一環として、車いすを名古屋市の東山動植物園に10台、同市社会福祉協議会に16台の計26台を寄贈した。車いすはすべて全青会のネーム入りとなっている。
 全青会では前回の全国大会(広島)から、社会貢献事業として「溶接用チップ及びノズル収集」を展開、昨年度(昨年11月〜今年2月末まで集計)は約120万円の収益金が集まった。今回は前回大会の繰越金と合わせて車いすを寄贈したもので、全青会幹部は全国大会前日の4月19日に名古屋市東山動植物園と福祉協議会をそれぞれ訪問した。
(写真=中原会長(中央)と水谷・東山動植物園園長(左)、立松・社会福祉協議会事務局長(右)=全国大会の贈呈式にて(上)、車いすはすべて全青会のネーム入り(下))
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「創立50周年記念祝賀会」を開催

青森県鉄工連協同組合

 青森県鉄工連協同組合(理事長=三浦隆宏・三浦建設工業社長)は4月24日、青森市の「アラスカ」で「創立50周年記念祝賀会」を開催した。組合員のほか三村申吾・青森県知事ら来賓など50人以上が来場した。祝賀会の前には八戸市出身の落語家・桂小文治氏による「記念落語会」を行った。
 三浦理事長はあいさつで、組合の50年の歴史と事業を紹介。組合理念「確かな技術のもと、信頼される鉄工製品の供給を通じて、業界の発展とともに地域社会に貢献する」を「これからもフィロソフィー(哲学)として組合員の経営安定、技術向上、連携強化へ積極的に取り組む。次の50年へ向け、一致協力して歩みを進めていく」と決意を新たにした。
(写真=三浦理事長(上)、祝賀会のようす(下))
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