鋼構造ジャーナル記事詳細

2019年8月12日号 NO.1939

●10地区中9地区で需要減/19暦年上半期県別鉄骨需要
●S造は19県で増加/6月の都道府県別着工統計
●地元の工業高校を視察/兵庫県Mグレード部会
●『19年度競技会表彰式』を開催/北海道溶接協会
●新社長登場/高山鉄工所(新潟)・高山剛氏
●米森昭夫氏の旭日小綬章祝賀会/関係者130人集う
●伊藤學賞は松井繁之氏(大阪大学名誉教授)/橋建協
●特集/日本溶接構造専門学校
●関東版
●中部版
●町内会と「納涼祭」開催/福岡(福井)

19暦年上半期県別鉄骨需要

10地区中9地区で需要減

『端境期』の見方が大半占める

 国土交通省の建築着工統計から算定した19暦年上半期の鉄骨需要量は232万4369㌧(前年同期比9・0%減)となり、地区別では10地区中、中国を除く全ての地区で前年割れとなった。特に落ち込んだのは関東地区で、中でも東京都の減少(同26・5%減)が顕著となっている。また、都道府県別でも神奈川、大阪を除き需要面で比較的高いウエートを占めてきた主要都県で軒並み減少した。こうした需要動向を受け、全体的にファブ各社の山積み量や工場稼動率に若干の変動がみられるようになっている。ただ、首都圏や地方の再開発案件の今後の計画量から現状を『端境期』とみる関係者が大半を占める。

地元の工業高校を視察

1、2年生とグループ面談も

兵庫県Mグレード部会

 兵庫県内のMグレードファブの有志で組織する兵庫県Mグレード部会(会長=齋藤孝敏・テッケンサイトウ社長)は2日、姫路市の兵庫県立姫路工業高校を訪問し、同校の1、2年生を対象に面談、就職事情や就職に対する気持ちなどを聴取。16社が参加した。
 同校の永住明宏・進路指導部部長は進路について「県外企業からも熱心な求人があり、一昨年は3・93倍、昨年は2・69倍と高い求人倍率となった」と説明。また、『指定校求人』と『公開求人』の違い、求人数に対して3倍の求人を出すことができる県独自の「3倍ルール」など求人を出す際のルールを解説した。
(写真=現役高校生の生の声を聴く)
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米森昭夫氏(ヨネモリ会長)の旭日小綬章祝賀会

業界関係者ら130人が集う

 今春の叙勲で旭日小綬章を受けた米森昭夫氏(ヨネモリ会長)の『受章記念祝賀会』が4日、石川県の金沢東急ホテルで開催された。発起人は全国鐵構工業協会顧問の玉木信介氏、友人代表の浦田勲氏、ヨネモリ協力会会長の南志郎氏。当日は業界関係者を中心に約130人が出席し、米森氏の受章を盛大に祝った。
 開会にあたりあいさつに立った発起人代表の玉木氏は、米森氏の全構協における足跡に触れ、「全構協47年の歴史の中で、35年間にわたり事業運営に携わってこられ、2010年に会長職に就かれてからは組織の改編、理事・委員会の見直し、若手教育、行政とのパイプの強化などを実行されてきた。これからも業界発展のためにご活躍いただきたい」と述べた。
(写真=謝辞を述べる米森氏と直子夫人(上)、約130人が出席して盛大に祝う(下))
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福岡(福井)

町内会と「納涼祭」開催

地域への感謝伝える場に

 胴縁など二次部材加工を手掛ける福岡(福井県鯖江市新横江1―1―4、福岡賢社長)は7月27日、地域貢献の一環として毎年実施している「納涼祭」を開催した。この催しは地元への社会貢献を果たすと同時に、自社に対する理解をより深めてもらうことを目的に行われているもので、今年で33回を数え、地域に根を下ろした恒例行事となっている。当日は雨天にもかかわらず、地域住民のほか県外からも一般客や取引先などが多く来場し、マジックショーやプロの演歌歌手の歌謡ショーなどを楽しんだ。
(写真=大いに盛り上がった「納涼祭」)
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