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今夏以降の需要上伸に期待

  • 「適正加工費の維持」に努力
    工程ずれなど課題も山積状態

 国土交通省の着工統計による15年度鉄骨需要量は約498万㌧(対前年度比0・6%減)となった。「当初の期待に反し、年初からの需要落ち込みの影響を受けた結果」と指摘する関係者は多い。

 ファブの工場稼働率もバラツキがあるものの、全国平均約80%で推移。会社規模に関わらず「物足りない」とする意見が少なくない。

 これに同調するかのように単価は弱含み基調で推移。一部でゼネコンの指し値攻勢や同業他社の受注競争が表面化するなどの動きもみられた。ただ、業界内部の「今夏以降に需要上伸、来年以降はピーク」が共通認識となるなかで、赤字物件は市場から一掃。ファブも鋼材価格の値上げ、専門業者の労務費や重機等の単価高止まりなど圧迫要因を踏まえながら「適正加工費の維持」に努めている。
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