鉄構技術記事詳細

2009年6月号 VOL.22 NO.253

・[特集]鉄骨加工とファブ最前線
・[Photo Topics]AND巡回展・福岡からスタート
・[耐震設計と施工]丸の内パークビル
・[第3回 2008 日本構造デザイン賞 松井源吾特別賞]
 しもきた克雪ドームの構造設計
・[Regular]建築工事標準仕様書 JASS 6 鉄骨工事
 -改定のポイント<18>
・[Strutect]三町 直志さん(日本設計 構造設計群 副群長)

●特集 鉄骨加工とファブ最前線

・「低成長時代」と超高層建築の活況
―――――編集部
・国交省「建築基準整備促進」事業報告書
―――――編集部
・鋼材Q&A SS材、SM材、SN材の違いについて
―――――田中 淳夫
・国土交通大臣認定の建築構造用鋼材一覧
<ファブ探訪>
・テクノスチールダイシン(栃木県)/緒方鉄工所(兵庫県)/
ドーマン(福井県)

●耐震設計と施工

・丸の内パークビル
-長柱・ロングスパンを有する超高層建物-
―――――吉原 正/宮下 正人/小川 一郎(大成建設)

●第3回 2008 日本構造デザイン賞 松井源吾特別賞

・しもきた克雪ドームの構造設計
-カドラドームの実現-
―――――細澤 治(大成建設)

●Regular
・建築工事標準仕様書 JASS 6 鉄骨工事
-改定のポイント<18>

●Strutect
鉄構技術
三町 直志さん(日本設計 構造設計群 副群長)

●表紙説明
丸の内パークビル パーゴラ
鉄構技術
 延床面積20万平方メートルを超える大型プロジェクトとして注目されている34階の高層棟とジョサイア・コンドル設計の三菱一号館を復元した赤煉瓦建築の美術館からなる丸の内パークビル(東京都千代田区)が4月に竣工した。三菱一号館の中庭となる一号館広場は、アートの設置やオープンカフェの併設など、従来の丸の内にはない憩いの空間が作られている。一号館広場に面した高層棟の30mの長柱は緑化し薔薇のパーゴラが取り付けられ、アートとなる佇まいとなっている。パーゴラは、薔薇の蔦が絡まりながら成長できるよう、自転車の車輪を横に傾けたようなケーブル構造を採用、自転車のスポークにあたる部分にケーブルを用いている。パーゴラのアート性と美しく咲き誇る薔薇の花を憩いの場でくつろぐ人々に見てもらうため、あえて中庭側に傾斜している。パーゴラは、内周リング・外周リングと各リングを結ぶ上下弦材で構成され、外周リングは長辺方向8.6m、短辺方向5.4mの楕円形状、内周リングは直径3mの円形で2本のパイプと鋼板で製作された。鉄骨製作は矢嶋、ケーブル工事は神鋼鋼線工業が担当した。

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