鉄構技術記事詳細

2010年2月号 VOL.23 NO.261

・[text]鉄骨製作管理技術者 平成21年度 試験問題1・2級
・[Photo Topics]高く。世界の超高層ビルの夢と挫折
・[構造設計と施工]真宗本廟両堂等御修復工事仮設素屋根工事
・[構造設計と施工]新千歳空港国際線旅客ターミナルビル
・[Interaction&Collaboration]東急大岡山駅上東急病院
・[新工法]日鐵スーパーEデッキ Eco60
・[Strutect]小板橋 裕一さん

●text

・鉄骨製作管理技術者 鉄骨製作管理技術者登録機構
―平成21年度 試験問題 1級
―平成21年度 試験問題 2級

●Photo Topics

・高く。世界の超高層ビルの夢と挫折
―世界一の超高層ビル完成とドバイ・ショック。忍び寄る工事中断と計画凍結

●構造設計と施工

・真宗本廟両堂等御修復工事仮設素屋根工事
―大規模鉄骨造素屋根工事にかかるスライド工法の適用について―
奥田 和弘/笹田 秀幸
・新千歳空港国際線旅客ターミナルビル
―サスペンション立体トラスによる大空間と外周細柱ブレース構造―
長瀬 悟/金山 功/富澤 弘幸/都築 真浩

●Interaction&Collaboration

・東急大岡山駅上東急病院
―東急大岡山駅上東急病院における大空間と外周細柱ブレース構造―
安田 幸一/酒井 直己

●新工法

・最軽量床1時間耐火合成スラブ工法
日鐵スーパーEデッキ Eco60
赤丸 一朗

●Strutect
鉄構技術
小板橋 裕一さん(日建設計 構造設計室長)

●表紙説明
東急大岡山駅上東急病院
鉄構技術
 東急大井線・目黒線が結節し、交通の要衝でもある東急大岡山駅(東京都大田区)の駅舎上に日本初の駅上病院が2007年11月に開業した。「大岡山駅上東急病院」は、駅舎上に建設することで東急沿線利用者に利便性の高い病院となるよう計画され、さらに壁面を緑化することで駅が地域の緑の象徴ともなるよう意図されている。地上5階、高さ約23m、延床面積約13,800平方メートル。デザインアーキテクトは安田アトリエ、設計は大建設計、施工は東急建設が担当。構造は鉄骨造で、ファサードは病院の壁面緑化を採用することで大岡山駅前に「緑の塊のような建物」が誕生した。この壁面緑化により周辺環境の向上を図るとともに病院内にやすらぎの空間も実現し、特に病院内の入院患者への癒し効果(心理的効果)にも寄与している。その上、熱環境制御の効果も見られ、日差しを和らげることで視覚的クッション(ブラインド効果)も認められている。なお、「東急大岡山駅上東急病院」は竣工後に「東京都環境賞」「鉄道建築協会賞」を受賞している。

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