鉄構技術記事詳細

2014年8月号 VOL.27 NO.315

・[特集1]BIMのための人材育成
・[特集2]鉄骨ものづくり
・虎ノ門ヒルズ
・[論文]虎ノ門ヒルズ 設計編
・[連載]空間構造デザインの潮流と実践
・[新連載]野の国(ポーランド)の景観、歴史、構造技術
・[人HUMAN]森 元一さん

・「実践のためのBIM」、「空間構造デザイン」を学ぶ

 特集は「BIMのための人材育成」と「鉄骨ものづくり」の2本立て。BIM特集は”教育”をテーマに①海外の現状②求められる人材③学校におけるBIM教育④メーカーに聞く⑤BIMコンサルタントに聞く⑥アトリエ事務所の活用術⑦ST-Bridgeの普及など、多様な視点からBIMの活用術を探る。空間構造の権威、斎藤公男・日本大学名誉教授の最終特別講義「空間構造デザインの潮流と実践」は連載第2回。海外の構造物を紹介するシリーズは「ポーランド編」がスタート。

・特集1:BIMのための人材育成-多様な視点でBIMを問う

 BIMはビルディング・インフォメーション・モデリングの略で、3次元CADを用いて3次元モデルを作成し、設計(意匠・構造)から施工、鉄骨製作、維持管理に至る建築ライフサイクル全体でモデルに蓄積された情報を活用する画期的なワークフローと言われる。本格採用された場合、従来の2次元CADでは対応できない。3次元CADを導入してもすぐに使いこなすことができない。今、建築業界で何が起こっているのか。BIMを学び、実践することをテーマに特集を組んだ。

・特集2:鉄骨ものづくり。構造設計者がファブにメッセージ

 ものづくり特集」は、コラム-H構造の需要拡大で鉄骨のフル生産が進む中、特殊構造・空間構造など、いわば「高付加価値型鉄骨」におけるファブリケーターの技術がテーマ。特殊構造物はディテール決定など鉄骨製作にかかわる構造設計段階で大きな役割を担い、加工を含めた「技術力」や「提案力」も求められる。特集では、構造設計者に、特殊な鉄骨構造を事例に「ファブとのコラボレーション」を執筆いただき、その中からファブの技術力が浮かび上がる構成とした。

●特集1:BIMのための人材育成

海外のBIM事情―イギリス・シンガポールを中心に―
―――安達 嘉信氏
これからのBIMプロジェクトで求められる人材とは―
―――山梨 知彦氏
専門学校におけるBIM教育とは―
―――山野 大星氏
メーカーに聞く―教育サポート
―エーアンドエー/オートデスク/グラフィソフトジャパン/フォーラムエイト/テクラ/ソフトウェアセンター/日積サーベイ/アークデータ研究所/ドッドウエル ビー・エム・エス/データロジック/片山ストラテック/カルテック―
BIMコンサルタントに聞く
―ペーパレススタジオジャパン/シェルパ―
ST-Bridgeの普及と展開
―――鹿島 孝
鉄骨加工の自動化目指して―BIMによる合理化の提案
―――近藤 光雄氏
アトリエ事務所でBIMを活用するということ―
―――泉 俊哉氏
ARUP社 英国で革新的BIMプロジェクト「OVE」
テクラ 10会場のスタジアムでTekla Structures採用

●特集2:鉄骨ものづくり

ファブリケーターとのCollaboration
―構造設計者9人からファブリケーターへのメッセージ―
―――編集部
設計者からのメッセージ(敬称略)
―向野聡彦/梅沢良三/河合正理/高橋治/徐光/星野修一/佐藤淳/森田明/田中正史―
メーカーからの提案
―大東精機/神戸製鋼所/テクリード/タイワ―
ファブ探訪 五光工業
―(佐賀県佐賀市)―

虎ノ門ヒルズ

虎ノ門ヒルズ 設計編
―道路上に建つ複合超高層建物の構造設計―
―――土橋 徹/加藤 隆/岡部 和正/人見 泰義/髙橋 浩史/唐崎 英典

空間構造デザインの潮流と実践

第2回―斎藤公男・日本大名誉教授が最終特別講義。「私にとっての50年」をテーマに空間構造を展望―
―――斎藤 公男

●新連載

野の国(ポーランド)の景観、歴史、構造技術
―第1回―
―――和田 章

●News

・新日鉄住金エンジ 免震装置「NS-SSB®」が大型物流施設に初採用
・ブリヂストン・ユニオンシステム 「LAP2+t(免震部材配置計画支援システム)
・FMシステム 建物を建てた後を考える「FM-Refine」新発売

●Event

・A&A 創立30周年を記念し、「記念講演会」を開催
・A-Forum テーマ「使える超高層が壊されるのは何故」
・「構造計画研究所 技術発表会2014」開催
・JSCA 「第25回(2014年度)通常総会」を開催
・ASDOが「2014年定期総会」を開催

●Project

・全国の建設プロジェクト―ビル/商業施設/工場/学校ほか
・全国の建設プロジェクト―Image 編
・全国の建設プロジェクト―月別分析:2014年4月
・「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」が着工

●Strutec Data

・2014年4月の都道府県別建築着工面積/2014年5月の建築着工面積

●Regular

・今なぜBIMか
―第2回 柔軟な運用で効率化を図るために
―――大越 潤
・建設関連産業の未来のための技術評論
―第49回 基礎研究と商品開発
―――藤盛 紀明
・構造道場
―第23回 「構造道場」の巻―
―――高橋 治
・リレーエッセイ 建築と私 214 「耐震診断」
―――上治 照雄
・随筆150 は:ハラス
―――深見 準一

・人HUMAN 森 元一さん
鉄構技術
―竹中工務店 東京本店・プロダクト部長

●表紙
虎ノ門ヒルズ
鉄構技術

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